Stripeに止められた日から、決済を立て直すまで:一人の事業者の体験談
私はデジタル商品を扱う小さなオンラインショップを運営しています。合法な商品で、お客様からの評判もよく、400件ほど販売して返金もチャージバックも一件もありませんでした。Stripeは登録して数分で使えるようになり、決済のことはほとんど考えていませんでした。
力を入れていたのは「決済以外」
当時の私が考えていたのは、使いやすさと、どうすればリピートしてもらえるかでした。ポイント制度をつくり、クーポンを配り、購入体験を磨いていました。
決済が事業の土台だということには、まったく気づいていませんでした。
停止、そして皮肉なことに注文が殺到
Stripeから審査の連絡が来て、決済の状況が不安定になりました。皮肉なことに、ちょうどその頃から売上が一気に伸びはじめ、1日の売上が40万円近くになる日もありました。
数日前まで「どうか注文が来ますように」と祈っていたのに、そのときは「お願いだから、今は買わないで」と思っていました。売れるほど、入金されるかわからないお金が増えていくからです。
「それは後から来るものなんです」
代わりの決済手段を探して、何社もの決済代行会社に問い合わせました。返事が来ない会社、「必ず通ります」と言う会社(今思えば危険なサインです)、事業内容をぼかして申し込むよう勧める会社もありました。
その中で、話をきちんと聞いてくれた担当者がいました。「400件販売して返金もチャージバックもゼロです」と伝えたとき、返ってきたのが「それは後から来るものなんです」という一言です。
悔しいけれど、その通りでした。チャージバックは数か月後に来ることもあります。始めたばかりの事業の「今のところゼロ」は、決済事業者にとってはまだ判断材料が足りないのです。
その担当者は、サイトの表記や商品の設計についても、審査の前に具体的に指摘してくれました。Stripeの5分の登録とはまったく違う、人が事業を見る審査でした。
同じ悩みを持つ事業者は少なくない
その担当者によると、「Stripeで使い始めたら、ある日突然使えなくなった」という相談が、1週間に2〜3件は来るそうです。以前、私が開発を請け負った会員制サービスのお客様も、同じ理由でStripeを使えず、別の決済代行会社を使っていました。
困っている事業者はたくさんいるのに、受け入れてくれる決済代行会社はなかなか見つからない。私自身、知り合いの紹介がなければたどり着けませんでした。
このサイトをつくった理由
理由は2つあります。
ひとつは、停止された最初の1週間に、私が欲しかった情報をまとめておきたかったから。
もうひとつは、同じように困っている事業者が思った以上に多いと知ったからです。合法で、実態があり、売ったものをきちんと届けているのに、決済が止まっただけで事業まで止まってしまうのはもったいない。私の経験が少しでも役に立てばうれしいです。
いま同じ状況にいる方は、まず最初の72時間でやるべきことから読んでみてください。